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ドバイのインターナショナルスクールについて②

《今回は、ドバイのインターナショナルスクールの主なカリキュラムについてご紹介いたします》

※これから紹介するカリキュラムは、一例であり、独自のカリキュラムを定めている学校が多数です。 
そのため、学校によって差がありますので、詳しくはKHDA各学校のホームページをご確認ください。

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1:英国式カリキュラム(British:GCSE & A-Level)

✅特徴
イギリスの教育制度に基づく体系的なカリキュラム
Key Stage 1~4(KS1~KS4)とSixth Form(A-Level)があり、
16歳(Year 11)でGCSE(国際一般中等教育修了証)
18歳(Year 13)でA-Level(アドバンスド・レベル)を受け、その後、大学進学となります。

・メリット
科目選択に柔軟性がある:A-Levelでは3~4科目を選択することが可能なため、得意分野を伸ばせる
世界的な認知度が高い:特に英国圏の大学(イギリス、カナダ、オーストラリアなど)に適している
学問的な深さ:特定科目を重点的に学ぶため、専門的な知識が身につく

・デメリット
選択科目を慎重に選ぶ必要がある:幅広い知識を学ぶよりも、特定分野に集中する形になるため
難易度が高い:A-Levelは大学レベルの内容を含むため、しっかりとした学習が必要

💡得意科目がはっきりしている方や、イギリスなど英国圏の大学進学を目指す生徒さんに向いています。


2:米国式カリキュラム(American.AP)

特徴
Grade 12まで(幼稚園~高校卒業)アメリカの教育基準に基づく
Grade 9~12(高校にあたる)でGPA(成績評価平均値)をもとに大学進学について決定します。
高度な学習をしたい生徒は、AP(Advanced Placement)コースを選択することも可能です。

・メリット
幅広い科目を学べる:多くの科目を履修し、幅広く知識を得られる
柔軟性が高い:選択科目が豊富で、生徒さんそれぞれの興味に合わせたカリキュラムが組める
大学入試が多様:SAT、ACT、APなど様々な進学ルートがある

・デメリット
成績管理が重要:GPA(成績平均)が進学に大きく影響し、テストだけでなくレポートなどの評価も成績に影響するため、継続的な努力が必要
APは難易度が高い:APを選ぶ場合、大学レベルの学習を高校で行う必要がある

💡幅広い科目を学習をしたい方や、GPAを意識しながら学習管理ができる方、アメリカの大学進学を考えている生徒さんに向いています。


3:国際バカロレア(International Baccalaureate, IB)

✅特徴
世界共通のカリキュラムで・PYP(初等教育)・MYP(中等教育)・DP(ディプロマ・プログラム)に分かれる
高校では、IBDP(IBディプロマ)を取得すると、世界中の大学への進学がしやすくなります。
6つの科目グループ(言語、社会、科学、数学、芸術など)から選択し、3科目をHL(ハイレベル)、3科目をSL(スタンダードレベル)で履修。
EE(課題論文)、CAS(課外活動)、TOK(知の理論)の3つの要素が必須となります。

・メリット
大学進学に有利:IBディプロマは世界的に認知されており、特に欧米の大学で高い評価を受けている
学問的にバランスが取れている:文系・理系関係なく、幅広い科目を学ぶ
論理的な思考力が身につく:エッセイやプレゼンテーションが多く、批判的思考を鍛えられる

・デメリット
非常に難易度が高い:特にHL(ハイレベル)の科目はA-LevelやAPより難しいとされる
課題が多い:EE(課題論文)やTOK(知の理論)など、通常の授業以外にも時間を必要とする課題が多い
理系科目が強くない場合がある:IBは幅広い分野を学ぶため、理系に特化したい場合はA-LevelやAPの方が向いている

💡計画的に課題をこなせる方や、生徒論理的思考や探究心が強い方、世界中の大学進学を考えている生徒さんに向いています。


◆まとめ

イギリスやオーストラリアの大学進学を目指す場合 → 英国式(A-Level)
アメリカの大学進学 を目指す場合 → 米国式(AP)
世界中の大学に対応したい → IB
特定の科目を重点的に学びたい(特化型) → A-Level
多くの科目を幅広く学び、選択肢を持ちたい → AP
論理的思考や課題処理が得意 → IB

(必ずしもこのカリキュラムが良いというわけではありませんが、ご参考程度に…)

どの学校が自分やお子様に合うのか?
どの学校・カリキュラムも良い面、合わない面があると思います。
目指す進学先や学び方のスタイル、得意不得意やサポート体制を考えて選ぶことが重要です。

※また、ドバイ日本人学校は幼稚園から中学校卒業(Y9)までしかありません

そのため、高校以降もドバイで進学するには、インターナショナルスクールに転校する必要があります。
ドバイで高校に進学する場合、多くの方は、小学校5・6年生、中学校1・2年までには、インターナショナルスクールに転校されます。
家族で移住を考えられている方は、このような点にも気を付けながら、学校を選ぶようにしましょう。

以上が、ドバイのインターナショナルスクールの主なカリキュラムの特徴になります。

ドバイへ移住をご検討の方は、是非一度ご相談ください!💁🏻‍♀

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